Trigger Point
トリガーポイント鍼
トリガーポイント鍼
施術紹介
トリガーポイント鍼治療とは
トリガーポイント(TP)=痛みの引き金点
筋肉は筋繊維の集合体。筋繊維の一部分にできたトリガーポイント(痛みの根本)を直接的に狙えるのがトリガーポイント鍼治療です。西洋医学では筋肉は主に運動器官として見られ、感覚器官としての役割は重要視されていません。しかし本来は、筋肉も「痛み」や「症状」をサインとして伝える感覚器官なのです。
病院で行う血液検査やMRIでは筋肉の異常は見つけにくく痛みや症状の多くが原因不明として片付けられてしまうことが多いです。実際に病院で処方された薬を効果を感じずに飲み続けている方も多いのではないでしょうか。トリガーポイントは「疼痛」「痺れ」「自律神経症状」の元となり、様々な疾患や不定愁訴を出し私たちの身体を悩ませます。
痛みや症状の引き金になるトリガーポイント(TP)は、筋肉や腱、靭帯や骨膜など身体を構成する様々な組織に形成されます。
運動作用の異なる筋肉の連結部や腱から骨など組織構造が変わる部位にできやすく、鍼でピンポイントにトリガーポイントを細かく狙っていくことで疼痛改善を行います。
知らないと恐ろしい!筋肉の痛み
脳は実際の痛みの場所を正確に特定するのが難しく、特に筋肉からくる痛みは目に見えないため範囲が広く曖昧です。視覚に頼る脳は、見えない痛みを過大に感じる傾向があります。これが筋肉の痛みが厄介な理由の一つです。
痛みの原因は別の場所にあることも!
今感じている痛みの約7割は感じている場所とは別の場所に痛みの原因があると言われています。トリガーポイントを刺激すると、痛みの原因となる部位にズーンと響く感覚が生じます。施術者がトリガーポイントを見つけ、響き刺激によって患者さんが「ここが原因だ!」と脳に認知させることで根本的な治療が可能になります。
トリガーポイント(TP)刺鍼による自律神経調整
近年、不定愁訴に悩む方が増えています。頭痛や眩暈、耳鳴りや微熱、IBS(過敏性腸症候群)など内臓や感覚器症状の不調が増加しています。その背景にはストレス社会やスマホの普及による首コリなどがあり、TPへのアプローチは疼痛だけでなく自律神経の治療にも効果を発揮します。特に自律神経と密接に関係し問題を起こしやすいのが首です。5〜6kgある重たい頭を支える細い首は、15種類以上もの筋肉が層を成して構成されており、作用の違う筋肉同士の連結が多いため、筋連結部に摩擦が生じTPが形成されやすいです。首に形成されたTPは自律神経を乱し多種多様な不定愁訴を引き起こします。不定愁訴は交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経が過度に優位になることで生じます。TPの刺激は副交感神経の働きを高め自律神経のバランスを取り戻す効果があります。